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月別アーカイブ: 2025年5月

第4回訪問介護雑学講座

皆さんこんにちは!

 

ライフケアサポートONE合同会社、更新担当の中西です。

 

 

 

【シリーズ④】訪問介護を受けるにはどうしたらいいの?

 

 


今回は「そろそろうちの親も訪問介護が必要かも…」と思ったときに、**どのように手続きすればいいのか?**を詳しくご紹介します。

なんとなく「介護って手続きが複雑そう」「どこに相談すればいいの?」と感じている方も多いかもしれませんが、流れを知っておけば安心です。では、ステップごとに解説していきましょう!


■ ステップ①:要介護認定の申請

 

訪問介護を利用するには、まず「要介護認定」を受ける必要があります。
これは、市区町村の介護保険窓口で申請します。本人または家族、もしくは地域包括支援センターの職員が代理で行うこともできます。

申請後、以下のプロセスで介護度が決定します:

  1. 認定調査員が自宅へ訪問し、本人の心身の状態について調査を実施

  2. 主治医の意見書(医療面の診断)を提出

  3. 介護認定審査会で、要支援1~2/要介護1~5のいずれかに判定

この結果により、どの介護サービスをどのくらい利用できるかが決まります。


■ ステップ②:ケアマネジャーを選ぶ

 

介護度が決まると、次は「ケアマネジャー(介護支援専門員)」が登場します。
ケアマネジャーは、介護サービスの全体設計を担う“司令塔”のような存在で、ご本人と家族の希望に耳を傾けながら「ケアプラン」を作成します。

ケアマネジャーの役割はとても重要です。サービスを組み合わせて最適なプランを作り、訪問介護の事業所とも連携をとってくれます。
地域包括支援センターや居宅介護支援事業所に相談すれば、紹介してもらえますよ。


■ ステップ③:訪問介護事業所との契約

 

ケアプランが完成したら、次はその内容に沿って訪問介護事業所と契約を結びます。
ここでようやく、実際にサービスを提供する私たちのような介護スタッフが登場します。

契約後には「初回訪問」を実施し、ご利用者の生活状況やお困りごとを丁寧にヒアリングしながら、サービス内容を細かくすり合わせていきます。
「どの時間帯に訪問してほしいか?」「どのような支援が必要か?」といったことを相談し、無理のないサポート体制を整えます。


■ 最初の一歩は“相談”から

 

訪問介護は、制度の枠の中で動いているサービスですが、ご本人とご家族の気持ちを何より大切にしたいと、私たちは考えています。

「いきなり手続きをするのは不安…」という方も、まずは地域包括支援センターや、私たちのような訪問介護事業所へ気軽に相談してみてください。

介護は、誰かに頼ってもいいものです。一緒に考えながら、心地よい介護のかたちをつくっていきましょう。

次回もお楽しみに!

 

 

 

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第3回訪問介護雑学講座

皆さんこんにちは!

 

ライフケアサポートONE合同会社、更新担当の中西です。

 

 

【シリーズ③】「身体介護」と「生活援助」の違いって?

 

 


今回は、訪問介護サービスを語るうえで絶対に知っておきたい基本中の基本、「身体介護」と「生活援助」の違いについてご紹介します。

訪問介護は、ご自宅での生活を支える大切なサービスですが、実は「身体介護」と「生活援助」に分けられていて、それぞれに役割とルールがあります。「あれもお願いできる?これは無理なの?」と混乱しがちな方も多いかもしれませんので、わかりやすく解説していきます!


■ 身体介護とは?

 

「身体介護」は、利用者さまの身体に直接かかわる介助を指します。
つまり、「手を添えて」「体を支えて」行うような、日常生活の基本的な動作をお手伝いするものです。

たとえば、以下のような介助が身体介護に該当します:

  • 食事の介助(スプーンで食べさせる・飲み込みの確認など)

  • 入浴介助や清拭(体を洗ったり、拭いたりして清潔を保つ)

  • 排泄の介助(トイレまでの誘導や、オムツ交換など)

  • 移動や歩行の補助(車椅子の操作、ベッドからの移動など)

  • 服薬の確認(薬の飲み忘れがないかをチェック)

これらはすべて直接的な接触を伴う介助です。したがって、介護福祉士やヘルパー2級(現在は初任者研修修了者)など、一定の資格を持ったスタッフだけが行えるサービスとなっています。

また、身体介護には利用者の体調や生活リズム、疾患や障害の状況に応じた専門的な判断力や技術が求められるため、とても重要で繊細な仕事でもあります。


■ 生活援助とは?

 

一方で、「生活援助」は日常生活の家事をサポートするサービスです。
要介護者本人が一人で生活を続けていくのが難しい場合、その生活を間接的に支えるために行われます。

たとえば、こんなサポートが生活援助に含まれます:

  • 洗濯(洗濯機の操作、干す・取り込む・たたむなど)

  • 掃除(お部屋の片づけ、掃除機がけ、ゴミ出しなど)

  • 買い物(必要な食材や日用品の買い出し)

  • 調理(食事の準備や温め直し)

  • 薬の受け取り(薬局へ行って処方薬を受け取る)

ただし、生活援助には厳密なルールがあります。
特に大切なのが、「利用者本人のためのサービスであること」。つまり、「家族の洗濯もついでにお願い」や「ついでに孫のごはんも」など、ご家族の分までサービスを広げることはできないという決まりがあります。


■ やさしさとルールの両立

 

「頼まれたことは全部やってあげたい」という気持ちは、介護に関わる者なら誰しもが持つものです。でも、それ以上に大切なのは、「利用者本人の自立を支援する」という介護の本来の目的。

必要な部分はしっかりと手助けしながら、できることはなるべくご自身で行ってもらうようサポートすること。これが、介護職に求められる“やさしさ”と“線引き”のバランスです。

訪問介護の現場では、ご利用者とスタッフが信頼関係を築きながら、ちょうどいい距離感で寄り添うことが何より大切だと私たちは考えています。

次回もお楽しみに!

 

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